雅音人 辻の所有楽器

雅音人辻のギター
所有楽器一覧です。

★アコギ
Ovation Super Adamas 1687-7(1980)
Gibson J45(1991)
K.YAIRI DY-41(1979)
Martin D-35 (1989)
TRUTH TN-35 (2001)
K.Yairi 辻Special (SY-4)

YAMAHA FG-450(1972-74)

★エレガット
Godin Multiac Nylon Duet (2003)エレガット
K.Yairi CE-2 エレガット
Yairi楽器 ガットギター ビンテージ(カフェピラータ)

★チャランゴ
Gamboa アルマジロチャランゴ
K.Yairi KK46 No.49 チャランゴ

★一五一会
K.Yairi 一五一会 音来(にらい)
K.Yairi 一五一会 奏生(かない)

★ウクレレ
ALA MOANA UK-260 ソプラノウクレレ
Famous COCOANUT UKULELE No.204 ソプラノウクレレ
CENIZA By T&K パイナップルウクレレ コンサートサイズ ロングネック ゴールドラベル
Oscar Schmidt コンサートウクレレou5

★Tamikoのギター
Morris F-10 (1970)
K.Yairi FG-4C (Tamikoのギター)

★ハーモニカ
ブルース・ハープ(TOMBO メジャーボーイなど)

★チューナー、アンプ
SONIC RESEARCH ST-300
FISHMAN LOUD BOX MINI


Martin

Ovation Super Adamas 1687-7 1980年製
ギターへのコメント
1980年製のSuper Adamasです。ついにここに来てしまいました。1980年当時の定価が、何と、1008000円。1980年ということは、昭和55年。第2次フォークブームで、その当時華々しく登場したギターです。観た感じがあまりにも突飛なスタイルの上に、サウンドも驚きのサウンドでした。丁度、僕が高校生の時代でした。このギターへの憧れはとっても大きなものでしたが、なんせこの値段。到底手の届くものではないと120パーセントあきらめていました。

その後、1997年当時でしょうか、このギターとそっくりなギターで、20万円台の新品を発見。いわゆる、AdamasUというギターです。思わず、何とかなるのではないか?と思い、ついに購入!

ところが、サウンドのイメージが違うのです。ザラザラした感じで、ギンギンしていて、クリアーで丸い、僕が感じたあのAdamasのサウンドとは違っていました。
何故だ???と、かなり調べてみましたが、当時の情報では、あまり詳しいことが分かりませんでした。

いつの間にか、そのギターのサウンドにもだんだん飽きが来て、ついには売ってしまったのです。

その後、Adamasは、僕の心の中に封印。

2011年のある日、僕の音楽仲間の都築さんからのお誘いで、僕のソロで、「アコバトルスペシャル」なるイベントに出演することになりました。これがスイッチを入れることになってしまったのですね。

また、Adamasの詳細を調べることに。すると、いろいろな情報が入ってきました。

安城のギターショップメイヤさんに、1982年のAdamasUがあることを知り、まずは行ってみました。弾いてビックリ!!以前弾いていたあのAdamasUとは全く違うサウンドが飛び出してきました。

いろいろ聞いてみたら、様々な事実が。

1983年に一つのマイナーチェンジが行われているらしい。表の板が厚くなって、鳴りにくくなっているという点。それと、1993年には、ついに大量生産に踏み切り、1976年から1983年までのあのAdamasとは、全く別物になってしまったとう点。

確かに違う。1997年当時に買った、あのAdamasUと、今弾いている、この1982年のAdamasU。迫力も全然違う。

ということで、この1982年のAdamasUを入手。1年弾いてみまして、少し弾きにくさを感じる様になってきていました。ネックが細いこともあり、どうしてもきっちりと押さえないと音が出ない。

そこは、どうしても辛い感じでしたので、たまたま同ギターショップで弾いた1981年のSuper Adamasを弾いたとき、ちょっとカルチャーショック。

多分、この1年で、Adamasのサウンドに慣れたのでしょうね。ギンギン来たあの感じがなく、丸くてクリアなサウンド。そう、僕のイメージしたサウンドが突然出てきた上に、弦のテンションが低いので軽く押さえてもすぐに音が出る。どうも、ネックの設置角度にその違いがある様だ。

これは素晴らしい。そう思いました。その試し弾きしたSuper Adamasは、何と言っても、1981年に加えて、ものすごく綺麗。弾いた形跡があまりないくらいの美しさ。
この年代でこれだけのものはなかなか存在していないわけで、お値段もそれなりに素晴らしい。

ただ、この弾きやすさ、サウンドは、手に入れたいが、これだけ綺麗なものじゃなければ、ある程度こなれた価格のものがあるんじゃないかと日本中を探していましたら、大阪と東京に数本。

大阪のものはすぐに売れてしまって、東京の1本は、1978年でしたが、トップを1990年当時に張り替えている形跡があるものでした。あとは、1970年代じゃないか?というものでシリアルのシールがとれてしまっていて、年代の特定が出来ないもの、そして、このギター。キズも日焼けもしているが、年代は、1980年のオリジナル。トップの状態もとても良く、ネックも良好。電気系統も接点を洗浄したらガリも ない状況の、良いものが見つかりました。

ということで、入手に至りました。

現在は、新品のOvationは、不人気で、生音は鳴らない、不良が多い、ピックアップサウンドもギンギンしていて良くないなど、残念な評価しかありませんが、結局、大量生産してから人気の急落は顕著なものとなってしまいました。

なぜ大量生産にしたのでしょうか?品質を落として、安いものを作れば、もっと売れるのではないか?そういうことなんでしょうが、ギタリストを甘くみてはいけません。そこから売れなくなってしまったのですが

この1980年当時のこのAdamasは、本当に不思議と、木の様なサウンドがするんですね。不思議です。

それに、このサウンドホールから出てくるサウンドは、まるで風圧を感じるようなサウンドが飛び出して、遠くまで生音がとんでいきます。全く驚きで、素晴らしいです。

過去のギターと言えばそうかもしれませんが、良いものは変わらず良いです。この時代のこのギターじゃないと出せないサウンドがあるので、大事に広めて行こうと思います。

 Gibson J45 1991年製
     
 ギターへのコメント
 1991年のGibsonのJ45です。
以外にも、1991年のJ45というのは世の中に本当に少ないんですが、いずれにしても弾いてみたらご機嫌に鳴ってくれるので、連れて帰ってきたというギター。

Gibsonのギターというのは、大変個体差がありまして、「キングオブ個体差」と評されるのも致し方ないくらい、同じ年代、同じ型番であっても内容が全く違う場合
があるんですよね。

J45でも、ローズウッドの個体が存在したりして、たまたまマホが無かったからという理由で存在するとか言われていますよね。

昔から作り方というのは全く変わっていないとのことですので、材料が悪ければ、それなりのギターになってしまうという、あえて小手先で材料の悪いのをカムフ
ラージュして何とかしようという考えが無いところが男らしい!

このJ45のサウンドが好きで、最近よく使っています。

CD「Dear My Heart」で弾いているギターはこのギターです。ちなみにオープンDチューニングです。


ピックアップは、、LRBaggsのIbeamActiveを搭載。



 K.YAIRI DY-41 1979年製
     
     
 ギターへのコメント
 2020年3月に東京で手に入れた、K.YAIRIの1979年製 DY-41です。辻仕様になるまで徹底的に調整を重ねて、2020年11月現在で、 ベストコンディションになりました。

DY-41ということは、K.YAIRIのMatinD-41のコピーモデルです。

ですが、やはり、Martinの音はMartinにしか作れず、このギターはK.YAIRIの音がします。

そこが不思議なんですよね。変な話ですが、MartinがGibsonのギターを丸々コピーしたとしても、たぶんGibsonの音ではなく、Martinの音になってしまうというと思うんですよね。

ギターメーカーは、そのギターメーカーの音が出来る一つのノウハウがあって、それに基づいて作っているので、どうしてもそのメーカーの音になるのですが、

それが逆に、そのメーカーらしさが出て良いと思うのです。

ただ、このギターは1979年製。現在のK.YAIRIの音ではありません。1979年の音ですから、素材が大変豊富で良い時代の素材が使われているので、今では考えられないほどの鳴りの良さがあります。

古き良き時代、といいますが、Gibsonなどは1950年代のギターなどは、素材があったわけで、どれを弾いてもすごい鳴りで鳴りますので、素材の良し悪しというのはどうしてもギターに影響しているのはよく分かります。

1979年というと、日本では、第二次フォークブームの真っ最中。ギター一本で何が出来るかということを問われていた時代でもあり、この当時のギターは、アコースティックギターだけで何が出来るかという、1つの勝負に出ている気概を感じさせてくれる迫力ある音がします。

ピックアップは、LRBaggsのアンセムを付けております。バランスもサウンド感も弾き心地も最高の1本です。




Martin D−35 SQ 1989年製
ギターへのコメント

私も、いつかはマーチンと思っていた一人です。

名古屋っていう場所は、楽器の宝庫と言われている土地柄なんですね。昔から。何本も買っては売り、買っては売りを繰り返した理由は、ブランドでも何でもないです。とにかく音への追求、探求心だけでした。

自分の心がオーケーしてくれるサウンドのギターとなかなか巡り会えなかったのです。そしてついにマーチン。これは、ギタリストとしての一つの夢でしたから、本当にうれしかったです。

これは、たしか1989年頃、新品で買ったギターでした。購入したお店も、とっても親切で、当時の日響楽器というお店の鈴木さんというマーチン好きな方が、D18,28,35,41とそろえてくださり、さすがに45は入らなかったとのことでしたが、長い時間をかけて弾き比べて、自分にしっくりくるギターを自分で選びました。

D35は音量も十分ありますが、音が太くて柔らかいですね。どれだけ弾き込んだか、もちろん時間ではたとえようもないですが、もうすごい弾き方で、コンサートや、レコーディング、昔は、ストリートミュージシャンもやっていたこともあり、野外でも十分その威力を発揮してくれるサウンドで、このギターは、初めて、自分で納得することの出来たサウンドでした。

このマーチンは、アコースティックのミュージシャンの私にとって、宝だと思っています。今では歳相応に音も変化してきまして、さらに骨のあるいいサウンドとなってきています。

SQはトランスロッドのないタイプのものですが、ネックのソリは皆無ですね。

非常に耐久性にもすぐれていますが、数多くのコンサート、録音で本当に酷使しまして、15年目にして、初めてオーバーホール。中の力木がはずれ、35特有の白いインレイがはずれてきてしまって大修理いたしました。

今ではすっかり元気に、素晴らしい太いサウンドを聴かせてくれています。

一生のつきあいになる心の友ともいうべき、僕の音楽活動になくてはならない、大切な相棒です。

2020年現在のピックアップは、LR BaggsのM1のアクティブが搭載されています。やはり、初期は、このギターにサンライズ(マグネチック)を付けていましたので、

やはり、相性はマグネチックが合うかと思います。このM1の前は、同じくLR BaggsのiBeamを搭載していましたが、これが相性が合わなかったのです。Gibsonには相性が抜群ですが、

Martinには合わないという、このあたりもギターの面白いところです。




TRUTH TN35 2001年製 
ギターへのコメント

トップ:スプルース、サイド、バック:マホガニー

この楽器は、愛知県の弥富町というところにForMというギター工房を構える、福原さんという作家の作品です。アコースティックギターというと、やはりローズウッド。これは私の当たり前ともいう印象を持っていました。

マホは個性という感覚でみなさん語っておられるところをよく耳にしておりましたが、どうしてもマホは鳴らないというイメージしか、ありませんでした。

しかし、このギターとの出会いは、愛知県日進市にあります楽器店のB店(現在は楽器を取り扱っていない・・・残念)で、弾いてみたのがきっかけ。これが、今までのイメージをくつがえす、立ち上がりのいい、はっきりとした、さらに繊細なサウンド。

音量が半端ではない大きさ。これにはびっくりしました。これは何としても手に入れなくてはならないと思い、大金?でしたが、ついに私の手元にやってきました。とってもお気に入りの1本で、アーティスト写真にもこのギターを抱えて登場しています。

ギブソンのビンテージ等で採用されているダブルXブレイシング。

要するに、トップの裏には、力木で大きな×が上下に2カ所というレイアウトで設置されています。これ、実はローズのギターでこれをやると、鳴らなくなるのですが、マホだと、これが鳴る様になるという、制作者本人もとても不思議とのことでした。

大きなヘッドに「Truth」のロゴ。とっても印象的で、コンサート、レコーディングには欠かせないギターです。これこそ、ローズと個性が違う、僕の中ではマホのハイエンドギターといった印象の、大事なギターです。

2011年、木製ピックガードを付けてもらいました。写真は、2012年現在の写真。ラッカーのクラックがまるで昔のギブソンみたいでしょ?

現在LR BaggsのIbeamActiveを搭載。生音を殺さないのが非常によいピックアップです。


K・YAIRIi 辻スペシャル (SY−4) 製造年不明 
ギターへのコメント

サイドバック:シカモア(グレート・メイプル)、トップ:スプルース  欠かせない大事なギター辻スペシャルです。

最近分かったのですが、このギターは、ヤイリギターの社長さんの60歳を記念して制作された、SY-4というギターがベースになっているということが分かりました。
その中でピックアップ付きでとても珍しいです。

オーストラリア製のピックアップらしく、もしかするとコールクラークのギターに搭載されているものではないか?という話もあります。

このギターは、シカモアという素材で、別名、グレートメイプルと呼ばれている材料。2020年現在では、ものすごい鳴りのギターに成長しました。

Yairiさんといえば、落ち着いた感じの大人のサウンド感といいますか、暴れない感じといいますか、そんなイメージなんですが、

これ、ギャンギャンいいますから!!

何か、弾いてるだけで、ストレス発散になるような、感じのサウンド!!レコーディングもラインで録りますが、とても他の楽器との相性が良いサウンド感でとても良い感じです。

また、どんどん表に出そうと思っています。実に弾きやすい、サウンドもよくまとまったギターです。

このあたり、さすが、世界のK.Yairiです。


Godin Multiac Nylon Duet 2003年製
ギターへのコメント
プロの世界で、よく使われているエレガットです。Godinと書いて、ゴダンと呼びます。

この2003年のMultiac NylonはDuetということで、ピエゾとコンデンサーマイクと両方とも対応していまして、この赤いツマミがコンデンサーのマイクのスイッチになっています。

トレブル、ミドル、バスのレバーの他、コンデンサーとピエゾのミックス具合も決められるレバーも搭載。

出力はキャノンとホーンと両方とも使えて、キャノンはファンタム電源にも対応。

サウンドも、上手く聴きやすい部分をピックアップしている感じのサウンド感。さすがに世界中のプロアーティストが使用するだけありますね。

大事に弾いて行きたいと思います。


K・Yairi ガットギターCE-2 エレガット〜サンプル珍品ギター〜

ギターへのコメント

サイド、バック:ローズウッドトップ:スプルース

これは大珍品!当初はサンプル用のガットギターです。そこに、後付けで、ピックガードが付いて、現在カタログに掲載されている、CEタイプで、名前が付きました。ということで、CE−2です。

ピックアップ付き。現在、コンサートでたまに使用しています。このギターのネックは、何と、スチール弦用のネックが付いているんです。ですから、フォークネックタイプのガットギター。

要するに、ネックが、クラシックギターの様な幅広タイプではなく、フォークギターの様にネックがほそくて握りやすい形になっています。

現在ではあるのかな?あまり知らないですが、こんなのも、ヤイリさんは作れるんですね。

静かなギターサウンドを丁寧に弾く様な感じの楽曲は、こういうギターで演奏したりするといいですね。ネックが細すぎるっていう一面も。

しかし、ピックアップされたサウンド面は実によく出来ています。まとまりがあるというか。使いやすいサウンドですね。


YAMAHA FG-450 1972年〜1974年製
ギターへのコメント
サイド、バック:ニューハカランダ(インディアンローズウッド)合板、トップ:スプルース合板

1972年から1974年にかけてのみ作られた希少なギターです。

見た感じはとても落ち着いた感じかも知れませんが、このギターの本性は全然ちがいます。爆発的に鳴りまくる、まるで戦車、暴れ馬のような奴です。

この時代のFGシリーズの高級ギターだったと思うのですが、何と言ってもオール合板仕様のFGシリーズで、なぜこれだけ鳴るギターが作れたのか?

素材もいいと思いますし、例のFGシリーズと言えば、鳴るための合板を世界にさきがけて開発したギターですが、ここまで鳴るのは、不思議としかいいようがありません。

とにかく、音が大きい。倍音がすごい。ギャンギャン言って鳴りまくる。当時のいわゆる、YAMAHAの音っていうやつかと思いますが、

当時のYAMAHAの技術の高さを思う存分味わえるギターです。

ピックアップも搭載。LR BaggsのiBeamを装着。このギターの個性を引き出せる感じの音で出力されます。


Gamboa チャランゴ(アルマジロ)
     
コメント
これを見ると、何??このグロテスクなもの??と言われそうですが、これぞ、本物のチャランゴ。

南米のボリビア、ペルーの楽器で、今や、幻のチャランゴと言ってもいいのではないでしょうか?

このバックは、なんだと思いますか??はい、タイトルにありますので、分かると思いますが、アルマジロの甲羅なんです。毛もはえています。

もともとアルマジロは食用とされていたので、この甲羅は捨てられていました。

しかし、この甲羅を使って何か出来ないか?ということでチャランゴ制作が始まったと言われています。

そして、本末転倒、食用の甲羅のみを使用していたのが、楽器用にアルマジロを捕るようになって、ついには生息数も減って、ワシントン条約で保護されるようになりました。ということで、今や、幻となっています。

チャランゴという楽器は、フォルクローレで高音を担当する楽器で、基本的なチューニングはウクレレと同じで副弦となっています。

G-C-E-A-Eというチューニングで副弦となっていますので、10弦です。

実は、日本人が一番好きな音と言われているので是非生サウンドを聴いてみてください。

Gamboaというのは、ガンボアと読みまして、チャランゴ製作者の名前です。ボリビアのフアン.ガンボアの制作です。

このアルマジロチャランゴは、ピンから切りまでありまして、中には虫の湧いているようなものも存在しています。特に土産物としてのチャランゴもあり、

その手のものは、楽器としてのクオリティーを保っていないものもありますので、要注意。

このガンボアチャランゴは、かなりクオリティも高く、非常によい状態の個体です。



K・Yairi  一五一会 音来(ニライ)
ギターへのコメント

これ、実は貴重な一本なんです。発売当時は本当に手に入らない楽器でした。

一五一会(いちごいちえ)。発注しても何年待ちという大ヒット状況でした。この楽器は、ギターではありません。何と4本の弦なんです。

私は、Tamikoさんのキーに合わせて、ギターの弦の6弦、5弦、4弦、1弦を張っています。沖縄のミュージシャンのビギンが開発した楽器で、三線(さんしん)とギターのあいのこですね。

1度の次は5度しか無い。簡単に言えばドソドソと弦が並んでいるんです。それで、すべてセイハだけでどんなメジャーな曲でも、マイナーな曲でも簡単に演奏可能という優れもの。私は、沖縄のにおいのする楽曲で、この楽器をコンサートで使用しています。

最近は、ウクレレチューニングにして、独自のチューニングにして楽しんでいます。この楽器、一五一会は、現在ではかなりアコースティックアーティストの中にも浸透してきた感がありまして、独自のチューニングの演奏家がどんどん出てきています。


K・Yairi  一五一会 奏生(カナイ)
ギターへのコメント
これは、一五一会のガット弦バージョン、奏生(カナイ)といいます。

実は、雅音人の2人共この楽器をもっています。女性でもホント簡単に弾ける優しい楽器で、弦もやわらかいガット弦。

僕は、もともと、ウクレレのサウンドを音源に使おうと思っていましたので、ウクレレがないか、ヤイリさんに相談に行ったんですね。

すると、これ、ウクレレチューニングにして弾いてみたら?とご提案いただき、欣喜雀躍!これ楽しい楽器なんですよ。

まるでアルトウクレレ!この弦をそのままウクレレチューニングにしていまして、ウクレレで、Cの押さえ方で弾くと、Fになるという移調楽器となっています。

形がかわいいのと、サウンドがやさしいので、Tamikoさんもお気に入りの楽器です。Tamikoさん初めてのライブでの弾き語りが、この楽器を使った「君がため子守歌」でした。

K・Yairi 木製チャランゴ KK-46 No.49

チャランゴへのコメント

現在の世界のK・Yairiのマスタークラフトマン、小池健司さんの作品です。この楽器はチャランゴっていいます。

まるでパット見ウクレレみたいですけどね。実は、これ、フォルクローレで使う楽器なんです。弦は10本です。チューニングはギターでいう6弦側から(チャランゴでは5弦(10弦)から)G-C-E-A-Eの並びで復弦になっています。

ちょっと楽器を知っている方は、G-C-E-A?これウクレレじゃん!そう言われるかもしれませんね。

そうなんです。これ、ウクレレのチューニングに3弦と同じEのオクターブ違いが加わっただけ。

押さえ方はウクレレとほぼ同じなんです。サウンドを聴いてみると、あ〜この楽器の音だったの〜??なんて、顔と名前が一致していない昔からの知り合い的なサウンドですよ。

たまにはフォルクローレとかにも使いますが、このチャランゴとカズーでフォーク系の楽曲を演奏してしまったり、やりたい放題です。

だけど、この猛烈な弾き傷。すごいでしょ?ピックで弾くんですよ。フォルクローレ好きな方、すみません。フォルクローレでは、指の腹で弾いたり、爪を縦になでるように弾いたりしますもんね。

楽器の弾き方すごいですが、そのおかげで、音はすごいボリュームで、いい楽器です。日本人が一番好きっていうサウンドだそうです。2010年8月18日、このチャランゴに小池さんのサイン入りのラベルが付きました。機種名は、KK-46 No.49ということになりました。

詳細はこちらにも。
ブログへ



ALA MOANA UK-260 ウクレレ ソプラノウクレレ
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僕はチャランゴを弾いている関係で、ウクレレも自然と弾けるんですね。

実は、チューニングが共通。G-C-E-Aがウクレレです。それでウクレレも弾いてみようと思っている矢先、リサイクルショップで、このウクレレを発見。2600円とか表示されている割には、オモチャって感じじゃなくて、ちゃんとしたマホガニーウクレレの感じがしていて、もしかして弾けるやつかな?と思って、手に取ってみたら、

軽いし、お!?鳴るのかな?チューニングは合うかな?など弾かせてもらってチェックしたら、マホガニー独特のカーンとした粘りのある感じのサウンドがして、チューニングもある程度合う!これは掘り出し物だ!と思って買ってきました。

そして、調べてみたら、中国を工場としているALA MOANAのマホガニー単板ウクレレということが分かりました!何と、この値段にして、トップ、サイド、バックともにオール単板です。

いや、この値段といっても、リサイクルショップで中古ウクレレとして売ってた値段がそれでありまして、実勢価格は7000円〜8000円くらいなんです。

そう、こんなに安いウクレレなのにオール単板です。早速、雅音人のコンサートにも使ってみたら、子ども達が踊り出す!手拍子が自然に沸いてくる!わー、楽しい!こんな値段で、こんなに楽しくていいのか!?ってほど、キャンキャンいう素敵な音色です。

この値段で??っていう久々のホームラン的な買い物でした〜笑 今は、Tamikoさんに貸し出し中。


famous cocoanut ukulele No.204
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ボディー:マホガニー
国産famousの古いウクレレで年代はよく分かりません。cocoanut ukuleleと書いてありますが、ネット検索してもなかなか出てきません。

60年代後半〜70年代初頭といったところでしょうか?リサイクルショップで見かけて弾いてみたらこれが枯れたイイサウンドでしたので、連れて帰ってきてしまいました。

ペグなどもフルオリジナルで、それでも何とか調整することが可能ですので、いろいろ活用できそうです。当初は使い道があるかどうかも不明でしたが、この枯れたサウンド、なかなかお気に入りです。


CENIZA BY T&K パイナップルウクレレ コンサートサイズ ロングネック ゴールドラベル
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ハワイのオアフ島のワイアナエに工房を構える夫婦2人だけで製作しているウクレレ工房です。このサウンドは、ちょっと弾くだけで、ポーンと音が飛び出してくる、突き抜ける様な明るいハワイアンコア単板の素晴らしいサウンドです。

これは、僕の一番のお気に入りのウクレレです。この金ラベルというのは、2006年中に黒ラベルに変更されているそうですので、それ以前の作品ということになりますね。ロングネックの良いところは、弦長が長いので、チューニングが合わせやすい、弾きやすいというメリットがあります。

それに、このネック、ご覧になって分かるかと思いますが、実は、ネックまでハワイアンコアです。

素材にこだわる意気込みを感じられますね。それに、ピックアップ搭載で、どうもフィッシュマンのマイクが内蔵されている様です。

ラインから出してもとても空気感のあるサウンドが得られます。とにかく癒されるサウンドです。これが僕のメインのウクレレですね。

Oscar Schmidtコンサートウクレレou5
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アメリカでは有名なブランド「オスカーシュミット」のウクレレです。

コンサートウクレレとのことですが、少し小ぶりかと思いますが、精度としては良く出来ています。チューニングもしっかり合いますので、コンサートとか問題なく活躍出来るウクレレです。

このOU5というウクレレは、何と言っても本物のアバロン貝が埋め込まれていまして、見た目の美しさは、とてもこの値段のウクレレとは思えない素晴らしい出来です。ということで、これは、フロントに立つTamikoさん専用ウクレレということで購入しました。

コンサートでの見栄えもとてもステキです。下段左の写真は、ピックアップが付いていますが、

これは、犬山の乙女工房で購入したMSPというピックアップです。中に磁石を忍ばせてありまして、上からポンと着けるだけでピックアップの装着完了です。

生音に近いサウンドが得られるとても便利なグッズです。



ヤイリ楽器製造 ガットギター
ギターへのコメント

トップ 多分 スプルースサイド、バック:マホガニーこれこそ大珍品!何と、現在のヤイリギターが可児に移転する前の名古屋にあった頃のギターみたいです。

これも中古屋でふと見かけまして、あまりの珍しさに買ってしまいました。ラベルを見て頂きますとわかりますが、YAIRI GAKKI LTD とあるんですね。これ名古屋にあった頃のYairiさんの製造品みたいで超珍しい!

実は、これ、Yairiの社長に見て頂いたことがあったんです。どうもその昔、サダオさんの製造だそうなんです。(S Yairi)これは珍しい!と言われたので、大事に大事に持っています。昔、ライブでも使用しましたが、音量があまりないんで、少々隠居ぎみ。

ということで、なるべく使っていただこうということで、長野県松本市の成川修くんの経営しているサイクルカフェ、「カフェピラータ」に出張しています。

ただ存在しているだけで嬉しくなるギターなんですよ。しかしよくこんな楽器あったものだな〜なんてしみじみ思ったりします。


モーリスF−10 1970
ギターへのコメント
このギターは、状態がとても良い1970年製のモーリスギターです。

2010年現在で40歳っていうわけですね。すべてがオリジナルで残っていまして、昔のギターですから、今ではあまり見ない、ボディーのタイプが薄いんです。

ボディー形状は、マーティンで言うなら000タイプとでも言うのでしょうか?音量はあまり無いですが、弾いて気持ちの良いギターなんです。何て言うかおなかに振動が来るというか・・・。

ギブソンの1950年代製のオールドのサザンジャンボでこんな感触を味わったことがありまして、もちろん鳴りという部分では到底かないませんが、誰が何て言おうとお気に入りのギターの1本です。

ギターの寿命はまだまだ。40歳でもさらに現役。小ぶりのボディなんで、キャンプのお供にもつれていきました。

野外で、ミニコンサートで、結構使えるギターなんですよ。今はギターを練習してみたいというTamikoさんに貸してまして、今はTamikoさんの息子さんのもとで働いています。

K.YAIRI FG-4C(Tamikoのギター)
ギターへのコメント
写真左側の小ぶりなギターになります。

これは、日進の椿館で購入したギターです。カタログには、この品番は載っていないので、かなり昔のギターなのか、特注なのかは不明ですが、なかなか取り回しの良いギターです。

この手のギターには、ピックアップは必須ですが、当初、ピックアップの調子がイマイチでしたので、ヤイリギターさんに持ち込んで直していただきました。電池の入るボックスも新たに付けていただいて、調子いい状況になっています。

現在は、Tamikoさんのところに行っています。それも結構定着してきまして、いまやTamikoさんのギターと言っても良いかもしれませんね。

Tamikoさんはコード付けにこのギターを使っていますから。果たして、いつかはツインギターの雅音人が見れるか???お楽しみに。


ブルースハーモニカ各キーセット
コメント  2012年現在は、TOMBOのハープです。

ハープ奏者辻喬之のページを開設。興味の有る方はご覧ください。★

昔は、ミュージシャンの皆さんが、絶対ホーナーって言ってましたから、私もホーナーのブルースハープをカッコつけで吹いたりしてましたが、音は、ボディーが木ですからいいのかもしれませんが、何と言っても耐久性がない。

さびが来る、さらに木がそる。これでは難しいと思い、それでもホーナーにこだわり、スペシャル20とか吹いてました。これはボディーがプラスチックでしたから、比較的吹きやすかったですね。

しかし、80年代のフォークミュージシャンの中で、トンボが主流になってきましたが、私も、トンボのメジャーボーイに出会ってからは、こればっかりになりました。これ以外には考えられないくらいの音量、吹きやすさ、耐久性が兼ね備えられた素晴らしいハーモニカでした。

ハーモニカというのは、いかんせん、いくら耐久性があっても消耗品です。買い換えが必要になるんですね。一度、鈴木バイオリンのメタルハープに走って、これは、中が取り替えがきくという優れもの。

しかしまた、トンボに戻ってきました。たまに、今すぐ欲しいが、というときは、最近どこでも結構売っているアリアの中国製のハーモニカを代用に使います。

何と言っても安い!!!耐久性には欠けますが、コンサートや録音にもたまに使うんですよ。結構いい音するんですよね。いろんなハーモニカがあって個性もそれぞれ。

最近は、トンボのリーオスカー、メジャーボーイに落ち着いています。何と言っても、リードプレートが交換できるメリットは大きいです。さらに修理する道具も揃っているのですから。



 チューナー ST-300、FISH MAN LOUDBOX MINI
 
 
コメント
チューナーは、Sonic ResearchのST-300。とにかくチューニングのスピードが上がるスグレモノ。

そして、このFISHMANのLOUDBOX。小さな会場だとPAにもなるというすごいアンプです。

コーラスが付いていて、何ともいい感じのコーラス感を演出してくれる。このあたりはさすがアコースティックの機材メーカー。

さらに、DIも付いていて、エフェクトを掛けた音が外に出力されるようになっています。これ単体で外に音を出力しながら、モニターにも出来る。外部の出力は一定で、このスピーカーから出る音量を自在に変更出来るという、非常によく出来た機材。




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